法人あげおNo.172
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 我が家には数匹の熱帯魚がいます。コロナ禍に子どもが飼いたいということで、飼い始めたのですが…飼うにあたり何が必要か調べてみると結構費用がかかることがわかりました。水槽、水槽専用台、水温計、砂利、ろ過装置、エアーポンプ、水槽用ヒーター、LED照明、掃除用具 etc.…。 準備を整えて、いざホームセンターの熱帯業屋さんへ。お目当ての熱帯魚はネオンテトラ、ゴールデンアカヒレ、ヤマトヌマエビだったのですが、価格を見てびっくりです。どれも1匹数十円から数百円です。水槽などを揃えるのに数万円かかったというのにこの安さ。しかも購入時には種類ごとにビニール袋に水と熱帯魚を入れ、シューっと酸素を入れパンパンにしてゴムで縛ってくれます。 この手間暇をかけて数百円?もうかるの?と率直に思ってしまいました。売り場には水槽をはじめ熱帯魚飼育用品は売っていますが…私はお店で現物を見てネットで類似商品・価格を調べ、結局はほとんどネットで購入してしまいました。 専門の熱帯魚屋さんでは、熱帯魚レンタルやメンテナンス等もあるとは思いますが、餌やり・水槽の清掃、水質管理、死んでしまった魚の除去など考えると割に合わないなと思ってしまいました。 そこで、熱帯魚はもうかるのか?という疑問を解決すべく、ネットで検索してみると、経営セーフティ共済や小規模企業共済でおなじみの中小企業基盤整備機構のHPのJ-Net21のペ-ジに業種別開業ガイドというのがありました。そこで「アクアショップ」があったので見てみると…やはり売り場での販売だけではなく、出張での水槽管理やECモールへの出店が必要だということがわかります。店頭だけの売上だけでは厳しいようです。 さて、折角なので、他の業種も見てみると、結構めずらしい業種があります。例えば合鍵業、婚活マッチング、ドローン事業、中国茶ショップ、インフルエンサー、プロゲーマー、声優業 etc.…。これをみると、様々な職業があるんだなと実感するとともに、事前に情報を収集して開業準備及び開業後の経営に万全を期す必要性を感じました。 最後に、熱帯魚が不幸にも亡くなってしまった場合の処分方法ですが…残酷なようですが一般ごみとして処理します。剥製や火葬などもありますが小型の熱帯魚には向いていません。では埋葬はどうかというと、外国産の熱帯魚は日本には生息していない微生物が含まれている場合があり、日本に本来いないはずの微生物が土にまじってしまうと生体系が崩れる恐れがあります。亡くなるのは悲しいですが、それ以上に癒される熱帯魚をこれからも大切にしていきたいと思います。関東信越税理士会 上尾支部情報システム部長 根岸 賢治TALK ROOM9熱帯魚はもうかるのか?税理士談話談話

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