小林 章二 令和5年の年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 旧年中は、小川会長をはじめ役員並びに会員の皆様には、法人会の活動を通じまして、税務行政の円滑な運営に格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。 昨年は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い延期されていた上尾法人会の創立30周年記念大会が盛大に挙行されるなど、少しずつ各種活動が再開されており、卯年の今年はホップ、ステップ、ジャンプと更なる飛躍の年になればと期待しております。 さて、本年10月からインボイス制度が始まります。制度開始からインボイス発行事業者となるためには、原則、令和5年3月31日までに登録申請が必要となりますので、e−Taxを通じて、お早めに申請をお願いします。 なお、間もなく令和4年分の所得税等の確定申告期を迎えますが、本年も、自宅からのe−Tax・スマホ申告を推進しております。スマホ申告専用画面は、昨年に増し利便性が向上し、使いやすくなっておりますので是非ご利用ください。 また、税務署では、ダイレクト納付を中心としたキャッシュレス納付の利用拡大と添付書類を含めたe−Taxの一層の普及及び定着に向けて取り組んでおります。特に、法人税申告における添付書類につきましては、e−Taxにより提出いただくようお願いします。 税への関心が一層高まる中、法人会の皆様には、税務行政の良き理解者として、今後も変わらぬお力添えを賜りますようよろしくお願い申し上げます。 結びに、公益社団法人上尾法人会にとりまして、本年が更なる発展の年となりますよう、併せまして、会員の皆様のご健勝と関係企業の益々のご繁栄を心から祈念いたしまして、新年の挨拶とさせていただきます。 新年明けましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。 公益社団法人 上尾法人会の皆様におかれましては、日頃より税理士会上尾支部の会務活動に深いご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。また、小川会長を中心に「地域企業と地域社会の健全な発展に貢献する団体」として、税知識の普及や納税意識の高揚に努めてこられたこと、さらに、適正且つ公正な申告納税制度の維持及び発展に関して、また税務行政に関して、円滑な執行に取り組まれておられますことに心から敬意を表します。 昨今の日本国内は、なかなか収束が見られない新型コロナウイルス感染症もあり、経済社会活動がコロナ以前の状態には完全には戻っていないこと、そして世界に目を向ければ昨年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻があり、世界情勢の不透明感が強まりました。その影響に関しては日本国内においても多大で、中でも中小企業におかれましては、供給面での制約や原材料価格の高騰等があったことと思います。国内経済は、全体としては緩やかな回復基調の途上ではありますが、まだまだ各種懸念材料があり、さまざまな事柄に留意していく必要を感じます。 そのような状況の中でも、昨年2月に冬季北京オリンピック及びパラリンピックが開催され、日本はじめ世界のアスリートの活躍をテレビ等や報道で見ることができたのは、明るい話題の一つでしょうか。 今年も引き続き、新型コロナ感染症への取り組みを継続しながら、少しずつ、今までの生活を取り戻して行きたいと思います。 さて、税務におきましては、令和5年10月より適格請求書等保存方式(以下インボイス制度)の導入により、売手側には、交付義務免除の場合を除き、相手方の求めに応じて、適格請求書を交付する義務及び交付した適格請求書の写しを保有する義務が生じます。また、買手側では、適格請求書等の交付を受けることが困難な一定の場合を除き、一定の事項を記載した帳簿及び請求書等の保存が仕入税額控除の要件となります。このようにインボイス制度により、課税実務に大きな影響を及ぼすと考えられますので、新しい年の到来を機に、前向きに取り組んで行く所存でございます。 結びに、公益社団法人 上尾法人会の益々のご発展と会員の皆様方のご健勝とご繁栄を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。新年のごあいさつ 関東信越税理士会上尾支部支部長 関根 智新年のごあいさつ 上尾税務署長− 3 −
元のページ ../index.html#3